天王寺駅の1駅隣、昭和町駅から徒歩5分の立地にある金魚カフェ。
可愛い名前とかけ離れたギャップのあるカフェがそこにありました。
妖しさ100%の内部をレポートします。
見た目は築何十年も経過していそうな瓦屋根の2階建。
赤枠の窓が独特の雰囲気を醸しています。
近寄ってみました。
鮮やかな赤。まるでリアルな血液が付着したかのようなビジュアル。
それとは対照的に目の前に広がるのどかな公園。遊ぶ子どもたち。
道路挟んでこちら側は異世界か。
いざ入店。
中では既に何組かのお客さんが心地良さそうにくつろいでいます。
「いらっしゃいませ。」
カウンター内のスナックのママ風女性(以降ママ)と目が合うと笑顔でかけてくださいました。
ベッシーの勝手なイメージは無愛想な方が営業されてるのかな?と考えていたので一安心。
あの新喜劇ではおなじみの勢い余って転げる衝動を必死に抑え、促されるままに進みます。
右に座敷タイプの部屋が1つあり妖しいお人形さん一体確認。
え!こわ!禿げてる?
ハゲてた。
それがめちゃくちゃ怖い。
雰囲気ありすぎ。
正面の特等席で可愛いケーキとか食べられなさそう。って既に女性1人で食べておられました!笑
お人形さんの横の鏡の前でやや視線を感じながらも顔を右へやると大きな水槽。
自由に泳ぐ魚たち。ちゃんと手入れされてて気持ち良さそうですね!
お人形さん以外の視線も感じつつ?廊下へ戻るとぎっしり詰まった本棚が姿を表しました。
「よくこんなにこんなの集めたなー!」という感想しかなかったです。
ママすごい。
そしてタイトル1つ1つに深い意味がありそうなものばかり。
何回来たら読破できるか試してみるのもいいかもしれませんね。
妖しい本棚を過ぎると世界がガラッと変わる。
出た!右から左に書く横文字スタイル!
今じゃ読みにくスタイル!←
明らかに時代を感じますね。
韻を踏み損ねたので壁の張り紙をよく観察しましょう!
江戸川乱歩関係がいっぱい、ママが好きなのか元々貼ってあったのか、はたまたどこかの誰かが貼ったものなのか。
席に着くまでの数分間でいくつもの衝撃に遭遇しながら
4人掛けにしてはやけに広い奥のテーブル席に着席。
その横は小庭。緑もあって赤い窓枠が映えますねー!
さて何を注文したかというと、
クリームソーダとコーヒーフロート!
飲み進めていくうちにゆっくりとアイスクリームが溶け味覚のみならず視覚も楽しませてくれます。
カップが金魚鉢風なのがとても可愛い。
フォンダンショコラも注文しました。
内装は強いこだわりを感じるけどメニューはどうかな?とあまり期待していなかったのですが、びっくりするくらいの高クオリティー!美味しかったです。
アップルパイも注文していました。
さっきのフォンダンショコラといいまさか手作りじゃないですよね?
もしそうだったとしたら、ママ!もうケーキ屋さんできるよ!
ケーキ屋さんやっても金魚カフェの雰囲気でやってそうですね。
現実に引き戻されるように真上を見ると何かの剥製に見下ろされていたり
後ろからは人体模型さんが内蔵むき出しのまま一点を見つめています。
やっぱりここは普通のカフェじゃないですね。苦笑
他にもこれは不気味な馬?
なにこれ?だったり
顔のバランスがおかしい武士たち、福を吸い取られそうな招き猫、意味深に止まった時計。
それらの意味するものは何か?
美味しいケーキとクリームソーダをいただきながらまるで推理小説の世界に入り込んだような感覚が訪れました。
とかげ、顕微鏡、ここは理科室か実験室か。
とにかくどこに視線をやっても何かしたら興味を引くものがあります!
でも見てて飽きないし楽しいです。
いや、ショーケース越しの足首はヤバイ。
夜になったらもっと近寄りがたい雰囲気なのは間違いないですよね。
今度は暗い夜の金魚カフェもいいかも。
帰りに裏側が気になって周ってみましたがただならぬ雰囲気を感じました。
2階に放り出されてるのは何だろう。妖しい。
とこんな感じで謎が多くて妖しい金魚カフェへ行ってきました。
この日は日曜の15時に入って8割ほどの席が埋まっていました。
かなり人気店なんですね。機会があればぜひ行ってみてくださいね!
営業時間 | 13:00〜19:00 |
定休日 | 火・水曜日 その他不定休もあり |
TEL | 06-6622-0021 |
@emikingyo | |
住所 | 大阪府大阪市阿倍野区阪南町1-52-5 Googleマップで見る |